前回の記事でRedmineとSubversionのインストールが完了しました。ここからは実際にRedmineとSubversionを使っていくための諸々の設定をしていきます。
ターゲット環境の確認。
対象 | バージョン |
---|---|
OS | CentOS 7.1 |
Redmie | 3.3.2.stable |
Ruby | 2.1.10-p492 |
Ruby on Rails | 4.2.7.1 |
DB | Mysql2 |
Subversion | 1.9.5 |
まずは、Redmineでプロジェクトを新規作成したときにSubversionのリポジトリが自動で作成されるようにします。デフォルトでは、自分で”svnadmin create”を実行して手動でリポジトリを作成する必要がありますが、システム管理者の手間を減らすために自動でリポジトリが作成されるようにしてしまいます。これを実現するために、「SCM Creator」プラグインを使用します。
※以降のコマンドは特に断りがない限り、Redmineが稼働しているサーバーにログインしている状態で実行するものとします。
Contents
プラグインのダウンロード
$ cd /opt/bitnami/apps/redmine/htdocs/plugins $ sudo svn export http://subversion.andriylesyuk.com/scm-creator redmine_scm
注意:作者サイトのDLリンクからダウンロードできるプラグインはバージョンが古く、Redmine3.X系には対応していないようです。svnリポジトリからDL可能な最新版ではRedmine3.X系に対応すみのようですのでこちらから取得してください。
Subversionリポジトリ用ディレクトリの作成
サーバ上にリポジトリ用のディレクトリを作成します。今回はリポジトリを”/var/opt/bitnami/svn”に作成します。
$ sudo mkdir /var/opt/bitnami $ sudo mkdir /var/opt/bitnami/svn
リポジトリにRedmineからアクセス可能にするためにsvnディレクトリの所有者をdaemonに変更します。
$ sudo chown -R daemon:daemon /var/opt/bitnami/
SCM Creatorプラグインの設定ファイル作成
SCMプラグインの設定ファイルを作成します。
$ sudo vi /opt/bitnami/apps/redmine/htdocs/config/scm.yml
production: deny_delete: false auto_create: true allow_add_local: true svn: path: /var/opt/bitnami/svn svnadmin: /opt/bitnami/subversion/bin/svnadmin url: http://(サーバのIPアドレス)/svn development:
データベースのマイグレーション
Bitnami consoleを使用してデータベースをマイグレーションします。
$ cd /opt/bitnami/apps/redmine/htdocs $ sudo /opt/bitnami/use_redmine bash-4.2# RAILS_ENV=production bundle exec rake db:migrate:plugin bash-4.2# exit
Apacheの再起動
ここまで実行できたらApacheを再起動します。
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache
リポジトリの作成
Apacheの再起動が完了したら、プラグインの動作を確認してみます。
Redmineにログインして新しいプロジェクトを作成し、指定した識別子のディレクトリ名をもつリポジトリが作成されていることを確認してください。
新しいプロジェクトを作成するときに”SCM”で”Subversion”を選択する。
リポジトリが作成されていることが確認できます。
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