こんにちは!こー(@910zKoh)です。
ラズベリーパイ3 ModelBとラズベリーパイ用の7インチタッチスクリーンを新規に購入し色々いじっていく中で発生したトラブルとその解決方法をまとめました。
購入したものはこれ。
Raspberry Pi 公式 7″ Touchscreen Display for Pi 3/2/1
組み立て方
組み立て方は以下のKSYの記事を参考にしてください。
Raspberry Pi 7インチ タッチ・スクリーン ディスプレイ 接続・取り付け方法
発生したトラブルとその対処法
ディスプレイが逆に映る
組み立てを終えて電源を投入してみると、ディスプレイが上下逆に表示されてしまいます。
ラズベリーパイの画面が反転している場合、/boot/config.txtを編集すると解決するようです。
$ sudo nano /boot/config.txt
上記のコマンドで/boot/config.txtを開き、以下の記述を追加したあとラズベリーパイを再起動すると画面が正常に表示されるようになります。
lcd_rotate=2
参考:公式タッチディスプレイの表示が上下逆さまになる場合の解決方法
音声が出力されない
ラズベリーパイの音声出力ジャックに外部スピーカーを接続し音声ファイルの再生を再生してみましたが、音声が出力されませんでした。
音声の出力先を設定するにはamixerコマンドを使用します。
現在の設定がどうなっているか確認してみます。
amixer cget numid=3
上記のコマンドを実行すると以下の結果が帰ってきました。
numid=3,iface=MIXER,name='PCM Playback Route' ; type=INTEGER,access=rw------,values=1,min=0,max=2,step=0 : values=0
valuesの値が音声の出力先を表しており、
- 0が自動判別(Auto)
- 1がアナログ固定
- 2がHDMI固定
となっています。
音声の出力先がにAutoなっているとうまく音声を出力できない場合があるようです。
強制的に出力先を固定することで解決します。以下のコマンドを実行します。
<出力先>は今回アナログ固定にするので”1″を指定します。
amixer cset numid=3 1
次に音声が出力されるかテストするために以下のコマンドを実行してみます。
speaker-test -t sine -f 600
これで音声が出力されるようになるはずです。
amixerコマンドについて詳しく知りたい方はとりあえずこれだけ知っておけばなんとかなるRaspberry Piのオーディオ設定にて大変詳しく解説されているのでコチラをご覧ください。
Wi-Fiに接続できない
稀にWi-Fiのアクセスポイントを見つけられない場合があるようです。その場合にはdhcpcd.confファイルを編集して直接ルーターのアドレスを指定します。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf
上記のコマンドでdhcpcd.confを開き、以下の記述を追加するとWi-Fiのアクセスポイントへ接続できるようになります。
interface wlan0 static routers=xxx.xxx.xxx.xxx static domain_name_servers=xxx.xxx.xxx.xxx
IPアドレスを固定する
これはトラブルではないですが覚書として。
ラズベリーパイのIPアドレスを固定したい場合はdhcpcd.confファイルを編集します。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf
上記のコマンドでdhcpcd.confを開き、以下の記述を追加するとIPアドレスが固定されます。
interface wlan0 #有線LANのIPアドレスを固定する場合は eth0 static ip_address=xxx.xxx.xxx.xxx # 使用できるIPアドレスはシステム管理者に確認する
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