ラズベリーパイ3 ModelBとラズベリーパイ用の7インチタッチスクリーンで発生したトラブルとその解決方法をまとめ

スポンサーリンク
ラズパイ
スポンサーリンク

こんにちは!こー(@910zKoh)です。

ラズベリーパイ3 ModelBとラズベリーパイ用の7インチタッチスクリーンを新規に購入し色々いじっていく中で発生したトラブルとその解決方法をまとめました。

購入したものはこれ。

Raspberry Pi 3 Model B

Raspberry Pi 公式 7″ Touchscreen Display for Pi 3/2/1

Raspberry Pi & 7インチ タッチスクリーン液晶用ケース

microSDカード32GB

スポンサーリンク

組み立て方

組み立て方は以下のKSYの記事を参考にしてください。

Raspberry Pi 7インチ タッチ・スクリーン ディスプレイ 接続・取り付け方法

電源とGNDのケーブルを間違えないように注意してください。

発生したトラブルとその対処法

ディスプレイが逆に映る

組み立てを終えて電源を投入してみると、ディスプレイが上下逆に表示されてしまいます。

ラズベリーパイの画面が反転している場合、/boot/config.txtを編集すると解決するようです。

$ sudo nano /boot/config.txt

上記のコマンドで/boot/config.txtを開き、以下の記述を追加したあとラズベリーパイを再起動すると画面が正常に表示されるようになります。

lcd_rotate=2

参考:公式タッチディスプレイの表示が上下逆さまになる場合の解決方法

音声が出力されない

ラズベリーパイの音声出力ジャックに外部スピーカーを接続し音声ファイルの再生を再生してみましたが、音声が出力されませんでした。

音声の出力先を設定するにはamixerコマンドを使用します。

現在の設定がどうなっているか確認してみます。

amixer cget numid=3

上記のコマンドを実行すると以下の結果が帰ってきました。

numid=3,iface=MIXER,name='PCM Playback Route'
  ; type=INTEGER,access=rw------,values=1,min=0,max=2,step=0
  : values=0

valuesの値が音声の出力先を表しており、

  • 0が自動判別(Auto)
  • 1がアナログ固定
  • 2がHDMI固定

となっています。

音声の出力先がにAutoなっているとうまく音声を出力できない場合があるようです。

参考:Raspberry Piで音を出すまで

強制的に出力先を固定することで解決します。以下のコマンドを実行します。

amixer cset numid=3 <出力先>

<出力先>は今回アナログ固定にするので”1″を指定します。

amixer cset numid=3 1

次に音声が出力されるかテストするために以下のコマンドを実行してみます。

speaker-test -t sine -f 600

これで音声が出力されるようになるはずです。

amixerコマンドについて詳しく知りたい方はとりあえずこれだけ知っておけばなんとかなるRaspberry Piのオーディオ設定にて大変詳しく解説されているのでコチラをご覧ください。

Wi-Fiに接続できない

稀にWi-Fiのアクセスポイントを見つけられない場合があるようです。その場合にはdhcpcd.confファイルを編集して直接ルーターのアドレスを指定します。

sudo nano /etc/dhcpcd.conf

上記のコマンドでdhcpcd.confを開き、以下の記述を追加するとWi-Fiのアクセスポイントへ接続できるようになります。

interface wlan0
static routers=xxx.xxx.xxx.xxx
static domain_name_servers=xxx.xxx.xxx.xxx

IPアドレスを固定する

これはトラブルではないですが覚書として。

ラズベリーパイのIPアドレスを固定したい場合はdhcpcd.confファイルを編集します。

sudo nano /etc/dhcpcd.conf

上記のコマンドでdhcpcd.confを開き、以下の記述を追加するとIPアドレスが固定されます。

interface wlan0 #有線LANのIPアドレスを固定する場合は eth0
static ip_address=xxx.xxx.xxx.xxx      # 使用できるIPアドレスはシステム管理者に確認する

コメント